釣りの楽しみは魚を食べることにある

サビキ釣りで小アジ56匹・大阪南港魚つり園[大阪湾岸釣行紀 2015/08/07] ライフ
釣りに行くぞ!

初めて釣りに連れて行ってもらったのはいつだったか。

ぼくがまだ小さかった頃、父に大阪南港に連れて行ってもらったのが最初だったと記憶しています。

今でも釣り好きで、年に何回か釣りに行きます。

目的は、アジ。

アジは小さくても引きが強く、釣りの対象としてとても面白い魚です。柔らかめの竿を使うと「きゅう〜」っと曲がって、まるで大物を釣ったかのような感触。

回遊魚ですから力が強いのでしょうね。

また、アジは名前の通り「味」も良い魚です。10cm弱の豆アジは唐揚げにして南蛮漬け。よく揚げると頭ごと食べられます。

12cmくらいになってくると、頭を落として開いて背骨を取り、パン粉の衣をつけてアジフライ。タルタルソースをつけて食べると絶品です。

20cmくらいになってくると、刺身。

三枚におろして腹骨をそぎ落とすとほとんど食べるところはないけれども、でも、立派なアジの刺身。

ほんのりと脂が甘くて、シコシコとした歯ごたえ。

17〜18センチのアジは刺身にしてみました。

自分で釣ってきた魚を食べるというのは、楽しいものです。

サバやサッパ(コノシロ)ももちろん食べますよ。しめさばもままかりもとてもおいしいです。

釣りの楽しみは魚を食べることにある

快釣!アジ、イワシを100匹以上!大阪南港コスモスクエア(シーサイドコスモ)[大阪湾岸釣行紀 2016/10/16]

大阪南港は、大阪の都心から目と鼻の先。市内に住んでいる人なら地下鉄中央線で行くこともできます。

いつも釣る場所は大阪南港の「コスモスクエア」というところ。

対岸には、港区の海遊館や、此花区のUSJが見えます。

朝焼けのシーサイドコスモ

こんな街中にも海があり、魚を釣って食べることができるというのは素晴らしいことです。

大阪港といえば、かつては工業地帯。汚染された排水で魚が住めるような場所ではなかった時代もありましたが、近年ではかなり水質が良くなり、魚の種類も増え、食べるにも問題ないレベルになっています。

先月も三男と釣りに行ってきたのですが、思いの外、大漁でした。

釣果は上の記事を見ていただくとして、このときは本当に釣った魚を満喫できました。

特筆すべきは、イワシ。

この時は18cmくらいの大きな立派なウルメイワシが釣れました。

アジとウルメイワシ

1匹だけなのでどうやって食べるか悩みましたが、刺身にしてみることに。

17センチのウルメイワシも刺身に。

これが、脂がのってとてもうまい。臭みもなく、旨味が口の中に広がっていって、それでいて、ちゃんとイワシの味。

こんなのがもっと釣れたら良いのにね。

この時は、20cmに満たないくらいのアジが10匹釣れて、全て刺身に。

チビのアジでもアジはアジ。立派な味です。

釣って楽しい、食べて楽しい。

釣りの様子を三男と振り返りながら、家族の会話も弾んで楽しい夕食でした。

釣りは食育にもつながる

気候のいい秋の大阪南港。

コスモスクエアは柵もあって安全だし、トイレも完備されているし、近くにコンビニもあるので、小さな子連れのファミリーも安心して釣りができる場所です。

近くにタイムスのパーキングもあって、カジュアルに釣りが楽しめるところ。

その日も何組か、ファミリーで釣りに来ていました。

「パパ!また釣れたよ!」

こんな時はパパの腕の見せ所。

手際よく針から魚を外してカッコいいところを子どもに見せたいところですが、あらら、パパも普段魚を触らないせいか、おっかなびっくりでなかなか外せない様子。

まあ、それもまた楽しからずや、ということで。

サビキ釣りで小アジ56匹・大阪南港魚つり園[大阪湾岸釣行紀 2015/08/07]

せっかく子どもに生きている魚を見せることができたのですから、釣った魚は是非ともお家に持って帰って食べていただきたいものです。

人間が生きて行くためには、他の生き物の命をいただかなければなりません。

普段、スーパーに行っても、魚は切り身でパックに詰められて、命をいただいているという感覚が子どもには分からないのではないでしょうか?

自分で釣った魚をいただく。

さっきまで元気に海を泳ぎ回っていた魚の命をいただく。

学校のどんな授業にも勝る教育ですよ。

我々人間は、他の生き物の命をいただいて生きている。そのことを実地で子どもたちに教えてあげることができる最適な方法なんです。

釣りって、奥が深い。

この記事を書いた人

余分なこだわりは捨てる。それがぼくのスタイル。

PHPでWebアプリを作り、小さな花の写真を撮ってよろこんでいる人。元Webエンジニア。プログラミング講師。余分なこだわりを捨てて生きやすくなりたいと思いつつも、なかなかこだわりを捨てきれない頑固者。まろと呼んでください。

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