2017年ゴールデンウイーク後半初日。
地方国立大学に無事に入学できて一人暮らしをしている長男が帰ってきたので、家族で久しぶりに神戸の南京町へ行ってきました。
以前にも家族で南京町へぶらっと行ったことがあります。
長男も次男も小学校入学前。保育園のときでした。
家族で晩ごはんを食べているときに、なんとなくその時のことが食卓の話題に登り、長男も次男もおぼろげに記憶が残っているようで「豚まんがおいしかった」と口を揃えて申しておりました。
三男はと申しますと、その時まだ生まれておらず。
おれ、食ってない。
と、悲しげな表情を浮かべておりました。
家族で昔話をして、例えば、「あんなとこ行ったね」とか「こんなことしたね」っていう記憶の中に、三男がいない、っていうことが多々あるんですよ。うちの家族。
だって、まだ生まれていなかったもんで。
長男と次男は年子。長男と三男は6才年が離れています。長男・次男が小さい頃連れて行ったところに三男は連れて行っていなかった、っていうことが多いんです。うちの家族。
おれも豚まん食いたい、すねている三男を救うべく、家族が一致団結して神戸の南京町へ向かったのであります。
神戸の南京町
JR東海道線、阪神電鉄本線の元町駅からすぐ近く、住所でいうと、兵庫県神戸市中央区栄町通1丁目の東西2区画が「南京町」と呼ばれていて、中華料理店、中華料理材料店、中華雑貨店がたくさん並んでいます。
休日は観光客相手のたくさんの屋台がお店の前に出て、冷やかしながら歩くのも楽しいです。
今回は自宅から車で行きました。
大阪方面からですと。阪神高速湾岸線から住吉浜でハーバーハイウエー(港湾幹線道路)入り、新港出口で降りて税関前の方へいくと駐車場がたくさんあります。
三宮、元町付近の駐車場は結構高いので(10分200円、1日最大3,000円)、少し離れたところに10分200円、1日最大1200円くらいのところがあるのでそちらに停めて、てくてく歩いていったほうがいいでしょう。
ということで、西の端、「西安門」に到着。おお、めっちゃ中華。
第1の目標は、「老祥記」というお店の「豚饅頭」。
大正4年創業の老舗で、ここの豚まんが絶品。南京町へ来たら、まずはここの豚まんを食べないと。
お店の前に来ると、すでに長蛇の列。最後尾に並びます。
並びながら、1ヶ月ぶりに帰ってきた長男の話を聞いたり。長男と次男の掛け合い漫才のような会話を聞いたり。その中へなんとか割って入ろうとする三男が軽くあしらわれているのを笑ってみたり。
会話に入れない三男にカメラを奪われてみたり。
三男撮影。
瓦が面白いので撮ってみた、とのこと。屋根の上になんか白い花の草が生えているのがピンぼけで写っているのに気がついたり。
熱?
そうそう、老祥記の豚まんは熱いうちに食べたらおいしいんだよ、という意味かな?と三男と話をしてみたり。
20分ほど並んで、ようやくお店の入口の前まで到達。
昔は、テイクアウトの人と店内で食べる人の列が別で、だーっ!と並んでいる列の横から「すんません、すんません」ってお店の中をのぞいてテーブル席が空いていたら、そのままテーブルに座って注文ができたんだけど。
いまはルールが改正されて、テイクアウトの人も店内で食べる人も、同じ列に並ばないといけないらしい。
まぁ、そりゃそうですわなぁ。
もうすぐ老祥記の豚まんが食べられる!
盛り上がってくる気持ちを意味もなくぶら下がっているぼんぼり(?)を撮影して抑えてみたり。
と言いつつも、もうじきなんだよ!
やっと入れた店内で、テーブル席が空くのをしばし待つ。
店内で食べるときは3個単位の注文が基本。
3の倍数個注文するか、「何皿」って注文します。
あ、1個90円ね。
5人で7皿注文。ぼくには4個の割当がありました。
おお!うまそう!
店内はごった返しているので、のんびり豚まんを撮影している余裕は全くありません。
とりあえず、撮影。食います。
テーブルには、醤油、酢、辛子が用意されていますが、ぼくは何にもつけない派。
一口かじると中から肉汁。何とも言えないジューシーな餡。うまい。
満足であった。
次何食べる?
ってことで、隣の神戸牛のお店の「神戸牛ラーメン」が美味しそうなので食べてみる。
1杯300円。
アチアチのラーメン。
おーい、写真撮ってるのに動かしたらイヤだ。
さっそく食べます。
うひょ~!うまい~!
あっさりした醤油味の牛スープ。とろみがつけてあります。
テイクアウトなので、立って食べるのが基本。なので、スープがこぼれにくいような配慮かもしれないけど、細麺と絡み合っておいしい。
満足。
新しい北京ダック入るよ~
お店の外に屋台を構えて、外で炭火でローストした北京ダックを、その場でクレープに包んで食べさせてくれます。
バンバン写真撮って広告してね!
さぁ、作るよ~
熱いあるから気をつけるアルネ~
お兄さん、面白い。
さすが職人さん。真剣な眼差し。
皮の部分を残して、中の身を切ります。
北京ダックはね、本当は「皮」の部分だけ食べるんだよ。
なんて息子たちと話をしていたら、お兄さん、
うちのは身までジューシーでおいしいアルヨ!
と、身の部分を試食させてくれました。
すみません、めっちゃおいしいです!
もうすぐ順番。高まる期待感。
きゅうり、刻みネギと一緒に生地に巻かれた北京ダックは、甘辛の味噌ダレがかかっていて、うまい!
皮はパリパリ。身はしっとり柔らかい。
今まで食べた北京ダックの中で一番美味しいかも?
お兄さん、ありがとうございます٩(ˊᗜˋ*)و
あ、1個400円ね。
早い時間に到着するのがオススメ
観光地として有名な神戸。その中でも南京町は人気のスポットです。
休日は観光客でごった返します。
大抵のお店は10時から空いているので、早いめに到着するのがオススメです。
12時を過ぎると、おいしいお店はどこのお店も長蛇の列。
時間が遅くなると若干人の数もへってはきますが、今度は「品切れ」の心配が出てきます。
南京町で腹ごしらえをしたあとは、海の方のハーバーランドへ行くもよし。山の方の北野異人館通りへ行くもよし。
大阪人の我々にとっては近くの街ではあるのだけれど、たまに行くと楽しい街でもあります。
まさか、思春期真っ盛りの息子たちと一緒に行けるとは思ってもみなかったので、嬉しかったし、楽しかったし。
充実の一日でありました。